シナリオ

□壊れてしまえば
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どうして君は狂ってしまったの?



ねぇ、どうして?




「赤也止めろ!!」

「何言ってんッスか丸井先輩…こういうゲームなんッスよ?」


銀のナイフは俺の胸に向けて…優し過ぎる笑顔は誰に向ける…?


「どう…して…だよ…」


純粋だった君を狂わせてしまったのは誰?


「丸井先輩…生き残れば勝ちなんッスよ?簡単じゃないッスか…」


それならどうして涙を流すの?



苦しいの?



「来る…な…」


俺の右手には銃、打つことなんてできないけど…


「丸井先輩…が打てるんッスか?」


打てないよ?打つ気もないよ?


「…っ」

「脅しならムダッスよ?」


俺に向かってくる銀色
死ぬんだなあと数センチで…



パァンッ!!





空に響く銃声、広がる赤い飛沫、手に残る振動



「…え?」


引き金を引いてしまったの?俺が壊してしまったの?


「嘘…だろ…?」


何かが壊れる音がした、少しづつ確実に…
どこからか、湧き上がってくる感情。
その感情に気付いてはいけない…




気付いてしまえばもう…



「人間って…こんなにも脆かったっけ?」


コワレテイク。もう元には戻レナイ…


「ははは…あははは!」



壊れてしまった俺には





空に響く銃声も、広がる赤い飛沫も、手に残る振動も…





快楽でしかない…




「なぁ、赤也ぁ?殺すのって楽しいな?」






end


赤×ブンの詩&小説です

ブン太は打ちたくて打った訳じゃないんですよ。手がなんかにぶつかってパァーン的な?

立海のCP増やそうかな?と思う今日この頃…


by 凜


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