遊び

□美しくも優しい記憶の中で
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それはあまりに綺麗で、優しかった日々。


「真田副部長ー!!どうしたんッスか?そんな深刻そうな顔して…」


「レギュラー全員集合だ!」


「真田?いきなりどうしたんだよぃ…」


「ピョ?」


「今回、立海テニス部レギュラーがBR法に選ばれた。」


「真田副部長…今、何て?」



そんな日々が、壊れていく音がした。



「これは、最終決定だ。質問意見等は受け付けないそうだ。以上練習に戻ってくれ…」



最後まで真田副部長はやるせなさそうな顔をしていたのを…



今でも覚えている。





「嘘だろ?」





あの頃の俺は大切な仲間をこの手で殺す日が来るなんて思ってもみなかった。




パァーンッ!!

ドサッ!



「さようなら、真田副部長。」



誰かと殺し合って死んでいった柳生先輩、仁王先輩、幸村部長…



今までお世話になりました。




俺が手に掛けた柳先輩、ジャッカル先輩、真田副部長…






殺してしまってごめんなさい。





「…生きたかったんッスよ、どうしても」




あぁ、目に映るすべてが…



赤くて、



あかくて。




「っ…気持ち悪ぃ…」



鮮明に蘇る悲鳴と、銃声が混じって消えていった仲間達の顔。



「先輩…」



大人を憎んで、世界を憎んで、自分の運命を呪い、憎んだ…



「どうして、こんな事になったんッスかね?俺達がなんかしたんッスか?」



けれど、何より憎かったのは仲間達の血に濡れた自分自身だった…




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