D灰Novels
□窓を開けると…
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――いつだったか…
――神田に言った事がある。
『本当に僕の事好き?』
って。
その時は神田
『嫌いだ』
って答えた。
僕はどうしようも無かったからただ笑うしかなかった。
〓窓を開けたら〓
『誰か…助けて…』
「っ!!!!!」
夢の中の僕の声で目が覚めた。
外の様子から見て今は多分午前4時頃。
「…はぁっ…っくふっ…」
汗が凄い。上手く呼吸が出来ない。
こう言うのは良くあった。だからいつも通り、食堂に水を取りに行こうとして立ち上がる。
「よいしょ…っ!!??」
すると急に目の前が反転した。
ベットから落ちたのか転んだのだろう。頭が痛い。
「あー…ぁあっ…いったいー…」
頭を抱える僕。
今まで一度も無かったのに。こんな事。
「〜…っ行こう。」
頑張って立ち上がり何とか食堂に行くことが出来た。