その他
□ニブルヘイムの7不思議。
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「ヴィンセント・ヴァレンタイン、誕生日おめでとうございます。」
「コレ、可愛いユフィちゃんとシェルクからのとっておきのプレゼントだよ〜」
「…フルケアのマテリアか…ありがとう。」
「ヴィンセント、お誕生日おめでとう!わたしとデンゼルとナナキからもプレゼント!」
「オイラたち、皆で選んだんだ!」
「おや、アクセサリー…ありがとう、マリン、デンゼル、ナナキ。早速ケルベロスに付けよう。」
「「「わぁい!」」」
今日はヴィンセントの誕生日らしい。
ここエッジのセブンスヘブンでは今日一日貸し切ってヴィンセントの誕生日を祝う会と言う名の飲み会を開いていた。
…俺の時は何もなかったのに…!
…何も…なかったのに…!
…相変わらずヴィンセントはユフィやナナキを始めとした子供たちに「俺よりも」好かれていて、こちらの本格的に酒飲みに入ったシドとバレットとリーブを始めとした俺たちの所へ来る事がなかなか出来ないようだった。
「…あ、そう言えばクラウド知ってる?クラウドがニブルヘイムに魔晄炉の調査に来た時、ニブルヘイムの子供たちの間で七不思議が流行ってたのよ。」
カウンターに座って飲んでいた俺にティファがヴィンセントを見ながらカウンター越しにおつまみを出してきた。
「…ニブルヘイムの七不思議…?…あぁ…確かザックスがそんなこと言ってたな…子供に頼まれて調べたって。」
「え?本当?実はわたしもその七不思議気になってて…結局わからず終いであの事件起きちゃったでしょ?ふと気になっちゃって…」
「あぁ…確かに…俺も内容までは聞いて無かったし…」
「ん何ィ?!七不思議だァ?!俺様にも聞かせれ!!」
「うわシドヤニ酒臭い!!」
「うるせーなオッさんは今酒飲んでんだからしかたねぇだろィ!」
シドはユフィが実家から掠め取って来たらしいウータイ産の酒を手にこちらへやってきた。
「七不思議ですって?なんや気になりますな〜」
「…リーブ…地が出てるぞ…」
「相当酔ってるわね…あれ?バレットは?」
「あのオッさんならいっちゃん先に潰れはりました。」
リーブが指差す方を見るとバレットはビール瓶を抱えて酔いつぶれていた。
「んで?七不思議てなんです?」