その他
□アルテマウェポン
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「シェルクー!あっそぼー…ってあれ?クラウド何してんの?…ってソレヴィンちゃんの銃じゃん!何したの!」
オメガの事件が終わってからシェルクはセブンスヘブンでマリンとデンゼル同様お世話になっていました。
そして今日はユフィがシェルクと遊ぶため、セブンスヘブンへ来ました。
「あぁユフィか…。銃ってカッコいいなぁって言ったらヴィンセントが貸してくれた。」
「…そんな簡単に自らの武器を貸すのですかあの人は…。」
「あ!シェルク!遊びに来たよ〜リハビリも兼ねて一緒にマテリア探ししよ!」
「…はい。ではクラウド=ストライフ、行って来ます。」
ユフィとシェルクは笑いながらセブンスヘブンを後にしました。
「…フルネーム…ι…しかしホントカッコいいよなぁ…ケルベロス…」
「クラウド、試しに撃ってみたらどう?」
「え…ティファ…なかなか怖い事言うな…」
「せっかく借りたんだもん!一回くらい撃ちなさいよ!」
「…そうかなぁ…そうだよな…」
そして一発だけ撃ってみる事にしました。
エッジ郊外。
クラウドとティファ、マリン、デンゼルの4人はドラム缶を的に試し撃ちをする事にしました。
「クラウド頑張って!」
「クラウドカッコいい!」
「…よし…。いくぞ…」
クラウドは両手で銃を構え、集中しました。
そして。
ズガァァァン!
「うっ…わぁぁあ!」
思いの他の反動にクラウドの体は思いきり飛ばされ、尻餅をつきました。
「クラウド大丈夫?!」
ティファは慌ててクラウドに駆け寄りました。
「…あ…あぁ…大丈夫だ…しかし…凄い反動だな…ι」
「クラウドでこうなっちゃうんだからヴィンセントって凄いのね…ι」
「あぁ…コレを片手で撃ってるなんて…尊敬した…ι」
「クラウドー!見てよ!」
「凄いすごーい!」
ドラム缶の方にマリンとデンゼルが走って行き、二人を呼びました。
「見てクラウド…ドラム缶が…木っ端微塵…!」
そこにあった筈のドラム缶は見事に砕け散っていました。
「威力も凄いな…流石パワードケルベロス…」
「あのマントの人、凄いんだなマリン!」
「ホント凄いね〜!」
子供は正直です。
「やっぱクラウドは剣だから良いのよ。」
「…俺もそう思った…。それに俺にはこの主人公の特権とも言える最強武器『アルテマウェポン』があるしな…」
「そうね。多分ヴィンセントもそう思ったから貸したんじゃない?じゃあ戻ろっか!」
店に戻るとクラウドはヴィンセントの銃を専用ケースへ入れてカウンターへ置きました。