TREASURE TEXT

Trick or treat!!−in検事局
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―――検事局


「Trick or treat!!」

「ム……菓子なら先程食べたではないか、3時に」

「ノリ悪いよ御剣!今日はハロウィンなんだから、お菓子くれないと悪戯しちゃうぞ!!」

「君からならば悪戯されても良い…どうせまたパッチンガム辺りの類いであるし、ディープな辺りですら落書き程度であるから……」

「うぅ……Trick or プイ!!」

「…プイは止め賜え……分かった、菓子ならばあの棚にあるので……と言っている隙を付き何故貴様が私の懐に手なぞ延ばすのかッ!!実に憤慨正しく遺憾ッッ!!!」

「クッ…!Trick or trip…ハロウィンの夜はケダモノに注意しな、ボウヤ…」

「ならば貴様は万年ハロウィンであり且つ不埒な検事三昧であり……ム!成歩堂、菓子は1袋にしたまえ!ええい、そして貴様は離れんか馬鹿者ッッ!!」

「あ!ゴドーさん!!Trick or treat!!」

「あァ…36度の口溶けならあるぜコネコちゃん…大人のとろける魅惑の角度付きでなァ……」

「お…大人のとろける角度……!!」
(お菓子と一緒にtrip……ハッピーな僕のハロウィン…)

「ム!!余りの久々故に一気に逝ってしまった…ッ!!」

「クッ!ところで…あそこに有るデカマラは…ボウヤのインテリアかい?」

「何がデカマラだ隠語は止めて頂きた……ム?!な…なぜ私の執務室に突然巨大かつギネスを超える程のカボチャなぞあるのだ……!!」

「あァ…あれは農家の宮下さんが……」

「貴様…知ったかぶりな上生産者なぞ聞いてはいないのに解説なぞ以っての外であり宮下さんとは誰だ!!」

「クッ…!Trick or trip…ハロウィンの夜はデカマラにきをつけな、ボウヤ…」

「やかましいッッ!!」


―――検事局で
   ございまぁす♪


「ムム!!突然館内放送がミュージックモードにッ…!!!」

「あァ…こいつはアレだ…日曜夜の定番な海産物の一家…その1本に命を懸けるハートは熱く髪は薄い男の物語……」

「わざわざ解説せんでも良い!しかも非常に解り難く意味無く浪漫を込めるなッサザエさんのOPとの一言で済む事ではないか!!!」

「クッ…!カボチャに横ヒビ…嫌いじゃないぜ…!」



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