Novel C
□study?
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『で?お前はドコまでいってんだよ?クリス先輩と』
『ぇえ!?ド・ドコまでって、それは…』
急に自分の話に戻され沢村がまた口ごもる。
(確か、付き合い始めてもう一ヶ月くらいか?さすがのクリス先輩も苦労してんだろーな、相手がコイツじゃ)
こんな質問ひとつで顔を真っ赤にして動揺する沢村は可愛いらしくもあるが、その反応はあまりにも幼い過ぎて恋人としての営みを行うにはまだ程遠いようにも思える。
(こーゆうトコちょっとアイツに似てるな…)
御幸の存在をすっかり忘れクリスとの関係について百面相しながら一人悶々とする沢村の姿に御幸は付き合い始めた頃の自分の恋人を重ねていた。
『…思い出した!俺の方が質問してんだぞ!ちゃんと教えろよな!』
ようやく我に返った沢村が話を本題に戻す。
『は?質問?』
御幸はワザととぼける。
『とぼけんな!』
『忘れたんだよ。もう1回言えよ』
『だから!…お・男との…付き合い方、だ!何べんも言わせんなよ!』
『はっはっはっ』
『やっぱワザとか!?』
『ホント、お前サイコー』
『うるせぇ!もういい!』
からかうばかりの御幸に痺れを切らした沢村は寮へと歩き出した。
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