Novel C
□fall to this arm...
4ページ/5ページ
『これ以上、お前の辛そうな顔は見たくないんだ』
『クリス先輩?』
どうしてこうなっちまったのか?
コレは何なのか?
クリス先輩は何考えてんだ?
色んな考えや疑問が頭を巡るが
気がつけば抵抗する事を忘れ
それどころか
先輩の温かさに少し気持ちが落ち着いている自分がいて
この先、どうなるんだ?
漠然と思いながらも
もう「離して」とは言えなくなってた
『もう少し、このままでいさせてくれないか?
眠ければ寝てもいいし、もし、泣きたいなら泣いてもいい。
弱音吐きたければ好きなだけ吐いていい。だから、あと少し、このままでいさせてくれないか?』
優しく響く甘い声に
小さく頷いた
end.
『fall to this arm...』
2008.3.17.