Novel C

□Become mine...
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生意気で喧しくて人懐こい後輩を
可愛いと思い始めたのはいつからだろう

気がつけば
少しでも自分の近くに置いておきたい
その無邪気な笑顔を自分だけに向けさせておきたい
そう思うようになっていた

もう、他のヤツとふざけあう姿なんか見たくもないくらい…


俺は、恋だの愛だのはマンガの中だけで十分だと思っていた
それなのに
倉持の何気ない表情や小さな仕草のひとつにさえも
いちいち反応してしまう

最初はそんな自分に戸惑い
この感情を否定していたが
倉持の言動に呆れるほど振り回されてしまう
ソレが「愛だの恋だの」以外の何物でもないことは
どうやっても拭いさることの出来ない事実だ


そして、その事実を認めてしまえば
あとはどうしようもなく
「倉持が欲しい」という欲望だけがただ膨らんでいった
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