Novel C

□study?
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『はぁ!?』


練習終了後の人気の無いグランドに御幸の声が響く。

隣には沢村が顔を真っ赤にして立っている。


御幸は沢村からの思わぬ発言に一瞬言葉を失ったものの直ぐに意味を理解し、今度は爆笑した。

『プっ、はは、はははっはははは!』


『お・おい!笑うな!もういい!』


笑いころげる御幸に沢村がヘソを曲げる。

(コイツ、ホントおもしれぇ)

『まあ、待てって』

歩き出した沢村を御幸が引き止める。

『いいぜ、そんなに知りたいんなら教えてやるよ』

振り向いた沢村に御幸は挑発的な顔で言う。

『最初からそう言えよ!』

『で、何が知りたいんだよ?』

『何って、そりゃ、その…』

沢村はまた顔を赤くし口ごもる。

『てか、何でそんなコト俺に聞くんだよ?』

なかなか話の進まなそうな沢村に御幸が聞く

『何でって、そりゃこういうの1番詳しそうだし。ケーケンとか豊富そうだし…』

『何だよ?』

『今も、付き合ってる人いるって噂で…』

『は!?…へぇ、俺が誰と付き合ってるって?』

『だから噂だよ!相手なんてわかんねぇ』

『ふぅん』

御幸は平静を装いながらも内心かなり動揺していた。




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