Novel C

□fall to this arm...
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部活の後、部屋でひとりベッドに寝転がっていた

『はぁ…』

最近、どうも調子が良くない
守備もバッティングもどんなに練習してもイマイチしっくりこない
スポーツやってりゃ誰だってスランプはあるとわかってても
実際ハマっちまうと
妙な焦りや不安が募ってしまう

今日も部活後、いつもどうり沢村達と自主練をするつもりだったが何となく体が重くて一人で先に帰ってきた

しばらく横になっているとドアをノックする音が聞こえた

誰だかわからないが
用があるなら返事なんかしなくても勝手に入ってくるだろう、とそのまま無視した

『入るぞ?』

外から聞こえてきた声は予想外で、思わず飛び起きた

『え?あ!クリス先輩!?』
『なんだ、寝てたのか?』
『まあ…、あ・沢村ならまだ戻ってないっすよ?』
『ああ、まだ御幸達と練習場にいた。増子も純とバッティング練習中だ』
『はあ…?じゃあ…』
『お前に用があって来たんだ』
『ぇ?』
『何だ?俺がお前に用があったらいけないのか?』
『や、そんなコトないっすけど』
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