create-poetry U

□初めの一歩
1ページ/1ページ

いつか月まで 行きたいから
僕は初めの一歩 踏み出すのです

故郷(ふるさと)の上 輝く月よ
僕をいつも 誘(いざな)い続ける
満ちても欠けても 隠れても
いつも いつも 誘い続ける

ある日の夜 月に誓った
いつか そこまで 行ってみせると
お姫さま うさぎ達よ
その日をどうか 待っていてくれよ
いつになっても 必ず行くから

今こそ 高く跳び出そう
僕を育ててくれた 大地蹴って
月に この手が届くまで
何度も 何度でも あきらめずに
堕ちることなんか 恐れはしない


いつか月まで 行けたとしても
僕は 次の一歩 踏み出したいのです

暗闇の中を 遠く旅する星よ
光 ひとつひとつが 道標になる
ずっとずっと ずっと遠く
音もなく 輝き続ける星

この道に 果てはない
まっすぐに伸びる 一本道
暗闇の 遥か向こうには
僕を誘(いざな)う 光があるから
僕はどこまでも 迷わず行ける

月という名の 港から
全力で 飛び出そう
何も恐れず 振り返らず
この両足が 折れたとしても
決して心が 折れることはない


いつか月の向こう その先まで
たどり着くことが できたとしても
まだまだ 遠く広がるから
僕は次の一歩 踏み出したいのです


どこまでも どこまでも行こう
宇宙の果てを 見るために
もしも 道半ば 力尽きても
この意志 次につなげるため

いつか 星々を 渡り歩こう
その輝き 道標にして
果てしない 旅だから
僕は初めの一歩 今 踏み出すのです

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ