create-poetry

□飛行機雲
1ページ/1ページ

飛行機雲 はるか高く
どこまでも のびていく
青く高い空に 白く細いライン
描きながら


丘のてっぺん 広い草原
かけて行き 仰向けに転がり込む

僕を包む 青い匂い
優しくなでてく 草のささやき
緑の間から のぞいて見ると
高く高く 青空が広がる

薫る風を 胸に一杯
柔らかい光 体中に浴びて
何もかも ゆるやかに流れる
ここは今 僕だけの世界
そして空を見上げる


飛行機雲 はるか高く
どこまでも のびていく
抜けるような青い空に 真っ白なライン
まるで僕の夢のよう


「井の中のカワズ 大海を知らず
サレド空の 深さ知る」というけれど

僕の世界は 両手を広げた全部だけ
けれど見上げればそこに 限りない青さ
草に埋もれ 手を伸ばし
空を掴もうと 頑張ってみた

まだ見ぬ未来を 空に見てる
果てしなく 広い世界を
どこまでも まっすぐ進めるように
空を見れば 今日に帰れるように


飛行機雲 はるか高く
どこまでも のびていく
青く高い空に 白く細いライン
そこに夢を乗せて

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ