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□星に願いを
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星の降るような夜に
ぽたり 落ちる涙一粒
空を見上げてみたら
星の光が滲んでた

悲しくて 悲しくて
生きることさえも辛くて
誰にすがることもできず
ただ一人 夜道を歩く

こんな日に見る夜空は
何故だか妙に綺麗に見えて
遠く 遠く無限に広がり
僕の心をやさしく包む


ああ そうか だから人は
こんなときは星に祈る
悲しくて とても辛くて
苦しくて やるせなくて
頭の上の光にすがり
せめて 星に願いを託す


悔しくて眠れない夜
枕濡らす涙一粒
カーテンを開くとそこに
自分だけの綺麗な星

悔しくて 悔しくて
自分の存在すらも否定して
誰に話すこともできず
抱えきれない 星を眺める

窓枠から見える星は
何故だか妙にやさしく見えて
切り取られた夜空のカケラ
僕の心 解け出してく


ああ そうか だから人は
こんなときには星に祈る
悔しくて 泣き出したくて
切なくて やりきれなくて
頭の上の光にすがり
せめて 星に願いを託す


頭の上で輝く星よ
遠く旅する 光浴びて
上を向いて立ち尽くしたまま
僕は星に願いを託す

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