イ悲恋

□花火
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【‐花火‐夏の終わり】


花火、綺麗に花開いとるで…


なぁ、二人で見た花火は何か心に響いて温かったん‥


やけど‥
お前が横におらん花火見ても‥
心になんも響かんわ‥‥

お前が隣におったから‥毎日が色付いて‥
色んな感情を‥
生み出して‥

鮮やかに‥

鮮やかに‥

俺の心を色付けとったんやな‥‥

何も望まんから‥
お前以外なんも要らんから‥

俺の所に戻って来てや‥
モノクロの日常にまた鮮やかな色付けてや‥

お前がおらな
この現状‥俺には辛過ぎるわ‥‥

花火を見ながら‥
お前想うて

花火散るの見ながら‥
涙して‥‥

今年も夏が終わる


お前が大好きやった‥
夏が‥


【夏の終わりと共に

無くした愛が
叫び出す


心痛く


逢いたいと。


散り逝く花火


闇に消え


流れる泪


花火と共に闇に消えて】

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