『如法暗夜』様で興味惹かれるバトンを発見しましたのでいただいて参りました!


―たっぷり字書きさんバトン―

■小説を書き始めたきっかけは?

なんとなく。え?ダメっすか、こんな回答。
元々文章書くことは好きだったので(手紙とか作文とか)その延長で。
でも途中で投げ出して完結したことはないです…


■創作を始めてどのくらい?

一作品を最後まできちんと書き上げるという気持ちで始めたのは去年(2007年)の9月。
サイト開設直前ぐらい。


■書いているのは版権ですかオリジナルですか?

版権です。
オリジナルはプロットが途中までは出来上がってますが版権に掛かりきりで手が回らん状態。


■両方書く人は、版権とオリジナルで書く違いをどうぞ
(長所短所も織り交ぜて)

<版権>
なるべく時間軸とか原作と離れないように。
キャラのイメージが極端にかけ離れないように。
(パラレルやギャグ、リクエスト作品は除く)

<版権長所>
ある程度キャラの設定があるので書きやすいことが多いかな。

<版権短所>
思い入れの少ないキャラに対しては妄想しずらいので書きづらいです。
オリキャラの扱いに悩むことも多いっす。

<オリジナル>
シリアスな物語に関しては版権もオリジナルも作風にさして変化はない方です。
好みとしては群像劇と云うか、登場人物が多くなるのが好き。
オリジナルだとあまり恋愛主体の話は浮かばないですねぇ。

<オリジナル長所>
とにかく好きに書けることに尽きる。

<オリジナル短所>
よほど話が面白くないと誰も読んでくれないのでは?
そう考えるとモチベーションが途中で下がって完結させる自信がなくなる(汗)


■版権作品はどんなキャラに惹かれて書きたくなりますか?

主役より脇キャラかなぁ。
非の打ち所の無い人より、どこかアンバランスな人や過去がありそうなキャラとか。
俳優さんとかも昔から主役張る人よりバイプレーヤーが好きだってのも影響してるかもしれません。


■本(いわゆる小説)を読み始めた時期は?

覚えてないです。
気がついたら読んでいた状態で親に字を教わった記憶もないし親も教えた記憶がないと言ってた。
読めない漢字が出てきたら聞くぐらいだったんじゃなかろうか。
手元に絵本があった記憶ってのはないんだけど。
とにかくその辺にある本でも雑誌でも読んでたなぁ。
それが「週刊プレイボーイ」でも親に止められたことはないですw
オカンが買ってきてくれた本で最初の記憶にあるのは『ドリトル先生』シリーズ。


■本を読むようになったきっかけは?

これもよくは覚えてないですねぇ。
弟と年離れていたせいでしばらく一人っ子だったもんで、一人遊びの延長だったんじゃないでしょうか。
今みたくテレビも早く終わっちゃってたしね。
幼少の頃から夜型だったもんで。


■簡単な読書遍歴を。または、好きな作家さん、特に印象に残っている本を挙げてください。

挙げたらきりないけども。

・気がついたら読んでた。
・出かけるたびに本買ってもらってた。(この頃は恐らくドリトル先生とかモモとかの児童小説)

・小学校からは図書館があるので一日一冊近くのペースでシリーズ物とか色々。(エラリークイーンやらルパンとかホームズとか)
・その頃横溝正史の映画やアガサ・クリスティーの映画とか上映されだして原作読むようになったような気がする。
・横溝正史の文庫本の表紙絵がおどろおどろしくて触ると指から毒回りそうな気がして怖かった。
・小学生の頃の印象に残ってる本「人生論ノート」三木清「限りなく透明に近いブルー」村上龍
「限りなく〜」確かオカンが持っていて、それを借りた。ガキの頭では読んでも想像できないエロ体位の表現があって悩んだ!
未だに「あれは普通ありえねぇ〜だろ(AV除く)」って感じです。
「人生論ノート」は未だにふと思い出した時に読む。そしてなんでこんな小難しい本をあの頃手にしたか理解に苦しむ…

・中学生になっても図書館利用。目に付いた物は片っ端から。
・世の中がお洒落雰囲気になっていたせいか片岡義男とか読み出した。昔のコバルト文庫。
・ハードボイルドに手出したのもこの頃だと思う。
・中学生の頃の印象に残ってる本「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー「死者の奢り」大江健三郎
「長いお別れ」は未だに読んでます。いろんな意味で自分の価値観が定まった本だと思う。
「死者の奢り」で『死』に対して真摯にいろいろ受け止めるようになった気がする。
その頃、後に「死体は語る」を出版された上野正彦先生のインタビューを見て、外科医から検死専門医になりたいと思うようになった。
が!勉強はしねぇ、家に金はねえ、で医学部への道は高校二年で呆気なく放棄することになった…
・トホホな意味で残ってる本は「なんとなくクリスタル」札幌人には分からない店名の羅列でこれが小説!?と驚いた。
今思えばあの店名が無ければもっと薄くできて安価になったかもしれないw

・高校生からはバイトと遊びに惚けて、さほど小説は読まず。たまに程度。
・高校生の頃の印象に残ってる本は村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」を遅ればせながら。
若気の至りで破滅的な物に惹かれる頃。そんな意味では印象に残っているかな。

・大人になってからはもっぱら頭の使わないエッセイとかばかり読んでた。小説はたまにタイトルに惹かれて買う程度。
二十代半ばまでは小説より音楽で三十代からは映画方面に時間割いてた。
・自分で書くようになってから意識的に読むようになりました。めでたしめでたし。
・そんな理由で若いときほど衝撃を受けた作品は思い浮かばないけども「コンビニ・ララバイ」池永陽「死体は語る」上野正彦「シルミド」イ・スグァン
「しゃばけ」シリーズ 畠中恵「人斬り以蔵」司馬遼太郎(のだと思う)
「コンビニ〜」は期待してなかったけど面白かった。群像劇ぽくて、それぞれの登場人物が誰も粗末に扱われていないのがいい。
「死体は語る」に関しては小説とは違うけども、いつ読んでも『死』『死者』に対する思いが非常に真摯で考えさせられる。「あぁ〜検死医なりてぇ〜」と未だに思う。
「シルミド」は韓国映画にもなった実話を元にした話で、小説本は2〜3種類出てるかな。私が読んだのは確か早川文庫の方だったと思うがうろ覚え。
実話に近い本を選んで買ったはず。(文庫では他にカドカワもあり)作り話以上の展開に胸が締め付けられた。映画も劇場で3回見て、テレビで放送されても見て、そのたびに同じ箇所で泣く…(泣き箇所3箇所あり)
「しゃばけ」はドラマ観て気になって買ってみたら、読みやすくて一気にはまった。時代物は読みづらいイメージがあったのでいいきっかけになりました。
「人斬り〜」に関しては司馬作品のかちょっと自信がない…時代物に手出さない自分が何かに惹かれて買ってみた。
以蔵の最期がね…哀しすぎて切なすぎるんだよぉ〜〜〜

好きな作家の作品を全て網羅したわけじゃないのを前提に挙げると。
・レイモンド・チャンドラー
・村上龍(デビュー前半の頃限定)
・大江健三郎
・中上健次(種類はさほど読んでないけど「十九歳の地図」は好き)
・花村萬月
・大沢在昌
・大藪春彦
・柴田よしき
etc…

まぁこんな感じですが、脈略ないなぁ〜(汗)
多分、本見たら「あ!これも好き」とか出てくるとは思うんだけど。
最近では平積みにされているベストセラー物には興味が湧かないっす。
恋愛物が苦手なんもんで。

■どんな小説が好き?

ワイルド・バイオレンス・ハードボイルド・ダンディーな男臭い路線。
あとは人情物とか。
人間の鬱屈した内面が出てる話とか、まぁ恋愛物ではないことは確かだ(爆)


■オリジナルのジャンルをどうぞ

今プロットであるのは登場人物多い群像劇で人情&サスペンス&バイオレンスちょびっと。
しかし馳星周とかぶりそうな路線で悩んでいるがこっちは素人なので気にしないことにする。


■版権のジャンルをどうぞ(過去遍歴も)

S○GAから販売されてるヤクザ主役のゲーム
版権書いて約一年。


●版権について
■オールキャラ?カップリング?

今のところ作品にあるのはオールキャラとノマカプです。
近々頑張ってBL書きますっ!


■パロディは書く?夢は?

この場合のパロディとはパラレルのことなのだろか?
だとしたら今後の予定ではあるかも。
夢はあります。ただ長編に関しては一般的に言われる夢というより単にオリキャラ登場の名前変換作品って感じです。


■年齢制限のある作品は書きますか?

同人での自主規制的な部分で言えばYes。
くどいエロシーンとか、原作的に暴力シーンも多いんで。
個人的には別に制限せんでもええやん、とは思うんですけど…
受け止める側の精神状態で。


■原作にどこまで忠実?どこまで壊す?

難しい質問ですね…どうなんだろう?
きっとパラレルでも書かなければリクエスト作品以外は極力忠実だとは思うけども。
原作のその後みたいな作品は原作に続編出ちゃうと狂っちゃうだろうし。
そもそも二次作品という観点から見れば忠実ではないわけで。
壊すという点ではオリキャラ出しちゃってるとこですな。
既にいるキャラをオリキャラとすげ替える事はしないようにしてますが。


■特別に好きなキャラはいますか?

真島吾朗という狂犬。
あとジャイアンじゃなねぇや郷田龍司。
『特別』という意味ではこの二人かと。
でも龍は好きなキャラいっぱいいるからついつい一作品に詰め込んでしまう。
そして収拾がつかなくなって己の首を絞める…
上記二人以外だったらオッサン達がいいです。
伊達・柏木・柄本この三人は私の中でオッサン御三家です。
桐生チャンは好きだけど書くのなんだか難しいっす。


■好きキャラへの想いをどうぞ。

神室町のエロリスト真島さま、あなたのその隠しきれないダダ漏れのセクシーで危険な匂いが大好きです(ハート)
蒼天堀のジャイアンこと郷田龍司さま、あなたの眉をひそめたくなる俺様っぷり、でも何気に子供に親切で、それでいて本当は寂しん坊なところが大好きです(ハート)


■版権ならではのこだわりや気を遣うところは?

既存キャラの性質をあんまり変えないようにしようと努力します。
が!原作で表現されていない部分はあくまでも想像で「こうなんじゃないかな」なので人によっては違うとは思う。


■版権だからこそ取り組めたテーマはありますか?

う〜〜ん…漢気の美学?


■版権を書くようになって、作風が変わったことはありますか?

特にないかと。
リクエスト作品では恋愛主体のシーンを書くので、一人称だと無理矢理可愛子ぶってみます。
でも余所様に比べると全然可愛くないと思う…
無理なんだよ…自分が可愛い性格じゃねえからどう書いていいか分かんねんだよ…


●作品について
■これまで書いてきた、または書いている作品のテーマ(主題)は?

これまた難しい質問。
書き下ろしの「LOOP」は人の温かさや思いやりみたいなもんでしょうか。
「嘘の台詞」はまだ完結してないけど恋愛から見受けられる兄さんのダンディズムかなぁ。
「遠回り」は恋愛物だけど本軸は成長だし。


■一番気に入っている作品を教えてください。

出来の善し悪しは置いといてどれも「頑張った!ワシ」と思えるので気に入ってます。
特にあげれば未だに完結してない「嘘の台詞」は長編だし、反応も多いので自分で気になる作品。


■書きやすいキャラ、書きにくいキャラは?

書きやすい→真島・龍司・柏木・弥生・遥・大吾
書きにくい→桐生チャン!


■舞台設定の特徴

版権にしてもまだ書いていないオリジナルにしても混沌とした町。
自分が飲み歩くせいもあって分かりやすい。


■下調べはしますか? 調べる際の愛用の文献(ツール)などあれば。

分からない部分は極力調べるようにはします。
詳細を書かない場合はスルーする事も。
ツールはやっぱりネットが一番多いです。他には手元の書籍や詳しい人に尋ねる。


■一作の主要人物は、何人くらい?

作品によって一概には言えない。
そこそこの長さのある作品だと4人以上にはなっていると思う。
それなりに人数いないと書きづらいちゅうのも理由。


■主人公は男女どちらで書く場合が多いですか?

圧倒的に男。


■主人公は自分にとってどんな存在?

どちらかというと出演者からみた自分の存在の方がしっくりくるかな。
そういう考えだと自分は監督。


■キャラへの愛着に、差はありますか?

作品によってかな…
愛着はあっても傍観者の立場の時もあるし。


●作風について
■どんな作風が多いですか?

群像劇ちゅうか脇キャラがどんどんメインに絡んでるようなのが多いかと。


■ハッピーエンド派?バッドエンド派?

どっちも。
たとえ一般的にはバッドエンドでもそれがキャラにとってハッピーエンドだと思って書いてる場合もある。
というかそう思ってる。
少なくても報われない終わり方はしていない。
でもそのうち「うわぁ〜」って感じのも書くかもしれないし。
何故なら現実は多々そんな事もあるから。


■作中で「死」を書くことはありますか?

あります。


■それに対する考えなど。

生きる者全てにおいて必ず誰しも「死」へ向かって生きているから。
お涙頂戴をテーマでこれを取り上げる事はないだろうけど。
唯一平等に与えられた物が「死」だと思うので。


■恋愛は書きますか?

書きますよ、あんまり得意じゃないけど(爆)


●創作の仕方について
■小説の書き方を教えてください。

【Webの場合】

テーマが浮かんだ場合、まずはラストシーンを考える。
その後、そこまでの起承転結を考える。
すんなり思い浮かばない場合は寝ながらとか風呂の電気消してキャンドル灯して考える。
一人暮らしじゃないので邪魔が入らない場所はその二つとトイレしかないし。
大まかに纏まったらPCのメモ帳にパチパチ打ち込んでいく。
見直してサイトにアップ。でも大雑把なので誤字脱字が多い。
基本的に絵コンテぽい感じで脳裏に浮かぶ事が多いです。
あとは歌の歌詞とかから。

【冊子の場合】
途中まではWebと同じ。
メモ帳の後、Wordに流して、縦書き用に文体などを加筆や修正を加える。

最近アウトラインプロセッサちゅうもんを使ってみましたがなかなか使いこなせない。


■一話の所要時間は? 最短・最長なども踏まえて。

最短→2〜3時間かな。
最長→「嘘の台詞」は一年経ってもまだ終わってません…


■書いていて楽しいシーンを教えてください。

登場人物が多くて何気ない日常なシーンが結構楽しかったりする。


■タイトルはいつ決めますか? また、タイトルへのこだわりは?

タイトルそのものを決めるのが非常に苦手なので曲のタイトルぱくったりします(おい)
そのわりにこだわったりする。
基本的に最初に決まってる事が多いけど、リクエストの場合はとりあえずお話書いた後に合いそうなのを考える事が多い。
あまり捻ったタイトルは付けない、というより付ける能力がない。


■物語の始め方。プロローグをつけますか?

作品によりけり。


■起承転結は意識してますか?

超短い物も意識はしてます。


■会話文と地の文、書きやすいものは?

地の文。
以前から思っていたけどどうも自分の会話文はやりとりがぎこちない気がする。


■中心人物を決め、その視点でストーリーを進めますか?

Yes。
完全な神視点は今のところ書いてないと思うよ。
三人称でもシーンごとの中心になる人物寄りかと。


■他に気をつけていることはありますか?

漢字の変換がPCで出てきても一般的じゃなさそうな場合はひらがなに開いたり。
かといって自分がピンとこなければ慣用句を無理に普通に直したりはしないし漢字もそのままにする。
この辺は読む方によってまちまちな感覚だから匙加減が難しくて悩む。


■創作の上で最も苦労するところは?

ラストが大抵先に決まってるのでそこまでどうやって話繋げるかが常に苦労してます。


■自分の文章はどんな文章だと思いますか?
(長所と短所も織り交ぜて)

短所:回りくどい。冗長。(誤字脱字に関しては短所以前の問題なので…)
長所:読んで下さった方からいただけるお言葉を借りるなら、シーンが思い浮かぶ、登場人物の心情が伝わる、ちゃんと物語になっている、などいただいております。
ありがとうございますm(_ _)m


■どんな文章が書きたいですか?

これまた難しい質問ですね。
上っ面の綺麗事じゃない物を表現した文章かな…


■他人から言われた評価で印象に残っているものがあれば。

どれも残ってますが「心が温かくなりました」という感想は初めてだったので特に印象に残ってます。
拙い作品ながらもちょっと人様の役に立ったようなそんな気がして。


■お気に入りのBGMはありますか?

日本語だとつい歌詞に耳を取られてしまうので洋物(含むアジア)とかジャズとか。
でも執筆ん時はそんなに音楽かけてないかなぁ。


■答えて欲しい方に回してください。人数問わず。

いただき先の「如法暗夜」夏蓮様と同じで色んな字書きさんのを拝見してみたいです。
特に名指しでは廻しませんがよろしければやってみて下さい!

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ