Restaurant†Eight Dreams†
□始まりは突然のスコールの様に…
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高校を卒業してすぐ、俺は叔父さんの後を継いだ
レストランの店長になった
病に伏っしていた叔父に、レストランを継いで欲しいと言われたとき「えぇっすよ？」と笑顔で答えてた
余命いくばくもない叔父に、断りの言葉を言えなかった
そこそこ客の入っていた店だったし、考えが甘かった俺は、すぐに現実の厳しさに気付いた
叔父が入院している間に、シェフは引き抜きに合い、ウェイトレスもウェイターもいなくなっていた
店を開けていても赤字になるばかりで、味の落ちた料理にがっかりするお客さんの顔を見るのもうんざりだった
だから、店は勿体なかったけれど、閉店することにした
何で俺にこんな店任せたん？という、叔父に対する恨みにも似た感情と、情けない、という自分を責める気持ちでいっぱいだった