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□舞い散る羽
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「んっ!んぅんっ!!」

苦しくて先輩の唇と少し離し、一気に酸素を取り込もうとして口を開けたとき、再び今度は深く、舌を絡められ、俺の顎には飲み込めなかった唾液が伝う。

「んっ〜!…ふぁっ…ふっ…」

力が入らない腕で先輩の肩を押すが、何も変わらなかった。

そしてようやく意識がぼんやりして来た頃に、先輩の唇は離れた。

「はぁ…何…する…」

先輩は俺の唇を軽く舐めた

「クラウドが可愛かったからついつい」

先輩はとんでもない事をサラリと言って笑っている。

よく見ると、先輩の笑顔ってとても綺麗だった。

俺がしばらく見つめていると、事は有らぬ方向へと向かってしまった。

「ん?何?俺の気持ち、理解してくれた?
そっかそっかぁ、嬉しーねぇ」

「勝手に決めるなっ!!」
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