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□舞い散る羽
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「もう子供じゃないんですから」
「大の大人だって寂しい時はあるんだよ」
「ですが……あぁ!!」
「どうした?!」
「く、訓練に遅れる!!」
実の所、訓練の集合時間はあと40分後で、余裕があった
「クラウド〜嘘はダメだろ〜」
「う、わっ!」
ベッドから立ち上がった瞬間、強い力で俺の体は引き戻された。
「どうせ訓練に遅れるとかで逃げるつもりだったんだろ?」
「っ……す、すみませんでした。」
「そ、そんな暗い顔すんなって。
ちょっとクラウドに聞いて欲しい話があるんだ……」
話?なんだろ…今日の担当が嫌な奴等だったり?
もしかしてセフィロスさんが来るとか?!
「俺、お前の事が好きだ…」
――――は?
好きだって…俺はれっきとした男だ!
女じゃないっ!!
「先輩…俺は男ですよ?」
「そんなん知ってるに決まってるだろ?」
「じゃあ友達として…ですか?」
「いや……゛恋人゛として、だ」
ますます意味が分からない。
「え?……それってどうゆう…」
「あれ?クラウド知らない?
神羅カンパニーの軍事部は有名なホモ集団だぜ?」
――はい?
ホモって…男×男ってことか?!
「えっ?っ?!!」
ザックスの顔が迫って来たかと思ったらいきなり相手の唇が俺の唇を塞いだ