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□ぷれぜんと ふぉー ゆー
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今日は両親そろって家にいない。というより俺の為に二人を『イヴくらい夫婦でゆっくり一日小旅行でもしておいでよ』と言いくるめておいだしたのだ。
クリスマスイヴくらいは愛しい弟と一日中『愛しい恋人』として過ごしたい。
「ねぇ、しょーちゃん…キスして」
クリスマスイヴの空の日差しは暖かく、快晴。クリスマスに彩られたリビングのソファに座って雑誌を読んでる俺の膝に頭を乗せながらのこの一言に俺は驚いた。
「ん〜‥て、え‥!?今なんて‥?」
今まで一度だって言われた事が無いうれしい言葉‥。
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