‡書庫‡
□★☆七夕☆★完
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きんきんキラキラ
お星さま
どうか願いを叶えて下さい。
★☆七夕☆★
昔、誰かが東京では珍しい満点の星空を見て、お伽話をしてくれた…。
七月七日。一年に一度、神様に引き裂かれた二人の恋人達が愛し合える日。
『銀次、織り姫さまと彦星さまの話しってるか?』子供に聞いて聞かせる話だけれど…とても切ない恋物語…。
幼心に切なさを感じたのを覚えている。
話しを聞いて『悲しいね。』といったら『何故?』と聞かれた。俺は幼いごく普通の子供のように一生懸命それに答えた。
すると、いつも優しい目が少しだけ、悲しい目をしてまた、さっきよりもっと優しい目をして優しく頭を撫でてくれた。
七夕には短冊に願い事を書いて笹に括りつけると説明してくれて、俺は沢山短冊を作って願い事をいっぱい書いた。