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□HAPPY☆HALLOWEEN 完
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Happy☆HALLOWEEN



ここはホグワーツ魔法学校。


10月30日。
この日は、彼等魔法を使える者達が主役の日‥。

校内はハロウィン一色に塗り替えられていた。
生徒達はお菓子を頬張ったり、交換しながらおしゃべりしたり、中には狼男やジプシー、カボチャお化けの恰好をして、楽しんでいる。
くり抜かれたパンプキンや蝋燭、蝙蝠などが飛び交い、フインキを盛り上げる。

そして、彼も浮かれ騒いでいるうちの一人‥
「Trick Or Treat!!」

麻倉葉。
ホグワーツの五年生である。
「あっ葉君♪Happy HALLOWEEN☆はい、人魂チョコ☆」
最近発売された人魂チョコを手渡すのは葉のよき理解者、小山田まん太である。
「それにしてもやっぱりスゲェよなぁ;」
葉は内装を見て感嘆の溜息を漏らす。

「まぁ、今日は僕たち魔法使いが主役だからね;みんな気合い入ってるんだよ…。」

「あっそういや、ホロホロ達しらねぇか?オイラまだあいつ等からお菓子もらっとらんのよ;」
両手いっぱいにお菓子を抱えている葉をみて呆れるまん太は苦笑しかできないでいた。
「ん〜わかんない;今日はまだ見てないよ…?」
「ん〜〜そっかぁ〜;もしかしたら蓮のところかも…。スリザリンの方いってみるな♪」
「え‥ちょっ‥スリザリンって‥‥」
まん太の制止なんて気にもせずにスリザリン寮の方へ走っていった。
「大丈夫かなぁ‥?葉君‥スリザリンにはハオがいるのに‥‥‥」


まん太の不安は‥的中した。





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