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□【†Serre-moi dons tes bras†】
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【†Serre-moi dons tes bras†】


















ベッドの上に座った戸梶の体に
看護婦の衣装の上から手を這わせる。

「どこか痛いところは?」

「んっ…そんなん無ぇよ。」

脇腹を撫であげられて体を微かに震わせた。

可愛く無い言葉を吐いた唇に指を入れながら
伊崎はそれを窘める。

「言葉遣いが違ぇだろ。」

「ぁっ…ゃ…伊崎っ」

「先生。」

ちゅっ…

と戸梶が彼の指に音を立てるとそんな言葉が返された。

言った伊崎は白衣を着込んでいる。

「……先生…」

戸梶は躊躇いがちに要求に応えた。

抜いた指を服の上から、
彼のぷくりと立ち上がった乳首に這わせる。

「触診してやってんだ。どこが痛いか
言わなけりゃ治療出来ねぇだろ。」

「ゃっ、ふ…っ…」

膨らみに爪をたて、押し潰すと腰が跳ねた。

戸梶の手が伊崎の腕を縋るように掴む。

彼は既に快楽の涙を浮かべた瞳で伊崎を見詰める。

「先生…先せぇっ…」

「あ?」

怪訝な顔をした伊崎の手に己の手を重ねて腹の方へ導く。

そこで熱を持った彼の手が止まると、
戸梶は首を横へ振った。

「……もっと…した…」

「した?」

笑みを浮かべた顔で首を傾げ、
伊崎は彼の望む通りに下ろした手で、下腹部を撫でる。

撫でながら、ぴちりとした服を持ち上げている乳首に噛み付く。

ビクッと体が跳ね、鳴き声があがる。

「ちがっ…ぃや、もっと!もっと下、さわっ…てぇっ」

彼が足を開くからスカートが持ち上がり、
股間が伊崎の眼前に曝された。

見遣ったそこの状態に伊崎は軽く目を見張る。

「お前…直ではいてんのか。」

「…ん、」

恥ずかしげに頬を赤く染め、
視線を逸らしながら頷く。

伊崎に指摘された通り、
彼は下着も付けずにストッキングだけをそのまま履いていた。

透けた布の下で既に軽く勃ち上がっている彼の雄を指で弾き、
伊崎は思わず加虐的な笑みを浮かべる。

「変態。」

「ゃぁんっ……」

ぐっと力を入れてそこを揉むと彼の足がシーツを蹴った。

簡単に欲望を膨らませる彼の耳元へ唇を寄せ、
伊崎は嘲笑をまぜながら囁く。

「腫れてるみたいだから治療してやるよ。」

「ぁ、…舐めて……」

彼は唇から熱い息と共にそんな言葉を漏らす。

伊崎はわざと聞き返してやる。

「ああ?」

しゃぶって……

「治して…せ、んせ……」

そう強請りながら戸梶は伊崎の額や鼻先、眦、耳たぶ、頬、
唇へ柔らかく唇を押し付けていく。

彼の唇が離れると、
伊崎は望む通りにそこへ顔を埋め、
そのまま刺激を待ち侘びている熱の塊に舌を這わせる。

「ぁっあ、やだっ」

「我慢しろ。」

すぐに声があがって、
身もだえる彼に伊崎は厳しい言葉を放った。

しかし、戸梶は伊崎の髪を掴んで
無理矢理そこから引き離しながら、鳴く。

「…いやぁっ…できなっ…ちゃんと、舐めて…!」

「舐めてやってんだろうが。」

彼の不満を聞き、伊崎は不機嫌そうに眉を寄せた。

戸梶の瞳からはもどかしさに涙が零れる。

「ぁっ、だめぇ…布越しじゃ…足りない…っ」

「だから何だ。」

高圧的に言ってのけた彼は戸梶の震える雄に牙を立てた。

「イッぁッ…!」

痛みに見開かれた瞳から涙が零れるのを見て
伊崎の顔には笑みが浮かぶ。

「全然治らねぇな。仕方ねぇからよくきく注射してやるよ。」

スカートの奥に入り込んだ手に双丘を揉み開かれて、
いやいやと首を横に振る。

「ぃや、んっ…せんせぇっやぁ…お注射いゃぁっ」

「煩ェ、退け。」

拒否を無視して彼は体勢を変えるように命令する。

今度は伊崎がベッドに仰向けで寝ると、
戸梶を自分の上へ逆向きで跨がらせた。

「ケツ向けろ。」

「ひゃんっ」

臀部を伊崎の眼前に曝し、
羞恥に頬を染めながらも、
そこから生まれる快感に戸梶の雄は甘く膨らむ。

伊崎は熱を持って勃ちあがっている己の肉棒を
下着の中から取り出し、戸梶の前へ突き出した。
















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