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『名前』
昌「もっくん」
物「何だ?」
昌「何でもっくんはもっくんって名前なの?」
物「･･･俺に聞くな俺に｡元はと言えばお前がつけたんだろ」
昌「もっくんって呼ばれるの嫌?」
物「まぁな」
昌「━━俺がつけた名前って事は俺に変える権利がありよね」
物「……それはどう言う」
昌「決定しました!!今日からもっくんは物の怪のもっくん改め長耳のなっちゃんと呼ぶことにします!!」
物「は､はぁぁぁぁぁぁ!?」
昌「だってほら､物の怪って呼んだら否定するでしょ?でも長耳なら当たってるじゃん｡偶に長尾って呼んであげるね､なっちゃん」
物「待て!ちょーっと待て｡突っ込む所はｲｯﾊﾟｲあるが､まず何でちゃん付けなんだ?」
昌「[なっ]と来たら[ちゃん]って決まってるから」
物「誰が決めたんだ?」
昌「ある飲料会社の偉い人?」
物「どこだそこ」
昌「まぁそんな事気にしたくても良いじゃん｡なっちゃん」
物「なっちゃんって呼ぶな!!」
昌「ワガママだなぁなっちゃんは」
物「……」