□紅
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紅い花が咲いた

血のように真っ紅な花が

あの記憶を忘れさせまいとして

俺の前に咲いたのか

忘れるはずが無いだろう?

あの時の事を

同時に

あの時に縛られる事もない

忘れた訳では無い

忘れるはずが無い



紅い花

真っ紅な花

夕暮れのような紅い花



守るべき存在の為に

俺はここに居る






END
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