ケロロ小隊〜地球侵略開始までのプロローグ〜
□そのH
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バキュゥゥゥーン・・・
ケロン軍のものとは違う銃声が、戦場に冷たく響き渡る。
その瞬間、ケロロは例えようの無い胸騒ぎを覚えた。
ここは戦場だ、銃声など珍しくない。現に今だって、敵兵の銃声は…
でも…この胸騒ぎは…いったい…?
(わが隊の誰かが…撃たれた…?)
敵兵に気をつけながらも、ケロロは必死に仲間を探した。
(あれはパルル殿…そして、ゼロロ…)
ケロロは必死になって、あと二人の仲間を探す。
(いない…いない…)
パルルとゼロロも胸騒ぎがするのか、必死に誰かを探している。
いや、もう一人、仲間を探している者がいた。
…ギロロだ。
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