ノントルマの軌跡
□そのいちっ!
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暫く話をした後、明日が早いという事でタママが帰ってしまった。
もう興味がなくなったので、のそのそと布団に戻る。
「お休みですか?冬樹さん。てゆーか睡眠不足?」
「今思い出した。俺は眠かったんだ。」
誰が何と言おうと寝る。絶対寝る。
「お目当てのタママが帰って興味が無くなったんでありましょう。」
…寝る。
「え?タママさんですか?あ、そう言えばタママさんからこれ預かったんですけど…」
…寝るぞ。
「お、何それ。可愛らしい包みでありますな。」
「何か入ってるみたいですよ。てゆーか企業秘密?」
…寝るんだ…。
「それって冬樹殿宛でありますかな?」
「そうだと思いますヨ。」
「…開けちゃわない?」
…寝て…
「ダメですよ、おじさま。」
「イイジャン、ちょっとくらいサ〜。」
…寝…てられるかぁ!
戸を開けて、軍曹の持っていた包みを奪い取る。
また寝室に戻って、戸をバタン!と閉めた。
そんな冬樹をニヤリと笑ったのはケロロと裏モア。
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