ケロロ小隊〜地球侵略開始までのプロローグ〜

□そのK
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「…まだ戦うというのか?ケロロ軍曹。愚かな考えだな。」

「…まだ我が輩は…戦えるであります…」


胸を押さえたまま、ケロロが立ち上がった。

そしてサーベルを両手で構えなおし、元帥に向かって一振り。

だがあっさり避けられ、サーベルを弾かれた。

次の元帥の攻撃を、転送されたシールドで防ぐと、今度こそとサーベルを振り上げる。

おまけにファンネルも転送して、元帥に一撃浴びせようとするが、元々ケロンの開発していたウィルスだ。

だんだんケロロの動きが鈍ってくる。

…あと二分…

ファンネルが全て、元帥に破壊された。

熱い。

サーベルが弾かれ、手元から離れる。

弾かれたサーベルが、地面を滑った。

苦しい。

でも、やらなければ。

今度はビームライフルを手に、元帥に向かって連射する。

それでも、その赤い光線が元帥に掠る事はなく。


「…っ…!?」


ガクッと。

ケロロの膝から、力が抜けた。

そのまま床に倒れこみ、どうにか起き上がろうと腕に力を込めるも体を起き上げる力が出ない。

――時間切れ…――








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