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□始動
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「マジで?!」
「可愛い妻の頼みですしね」
妻という言葉に顔を赤らめるルーク
が、彼の顔はとても嬉しそうだった
ジェイドはそんな彼に微笑みながら、そのままキッチンへと向かった
ルークはこの時気付いてはいなかった
めんどくさいと言っていたジェイドが、急に作ると言った
本当の理由を…
♯♯
ジェイドが作業に取りかかって数時間
「ルーク、出来ましたよ〜?」
ルークが待ちに待った、ジェイドお手製おせち完成!
「おぉー!すっげぇー!」
思っていた以上に豪華なおせちに、目を輝かすルーク
「では、作ったことですし、食べましょうか」
「おう!」
黙々と食べだすルーク
本当に、可愛いですねぇ
美味しそうに、おせち料理を頬張るルーク
「美味しそうですねぇ」
「旨いよ!さっすがジェイドだな!」
「ありがとうございます」
あなたのことなんですがねぇ
心で呟き、おせち料理に手をつけるジェイド
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