Final Fantasy7
□シャンプー
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「では、なぜセフィロスが今の髪を手に入れる事ができたのか・・知りたいか?」
「知りたい知りたい!!」
そりゃ知りたいに決まってる。俺は自分でも知らず大きな声を出していた。
「ここ何年か前に、神羅内である特別な研究が行われた。あまりにも英雄の髪がクルンクルンだと示しがつかないからな。神羅の技術を集結し完成したのがセフィロス愛用の高級シャンプーだ。それを使えばどんな髪でも一発でストレートさ。」
「ぎゃはははは!!!神羅も大変だな!!無駄に技術使い過ぎだし!!!!シャンプーみてみたい!!」
その時、俺は笑いすぎてて気がつかなかった。フロアにいたソルジャー達が急に黙り込んでしまっていたのを。
「あははは!!セフィロスの髪が、」
「俺の髪がどうかしたか?」
・・・・・・・フロア中に漂う殺気。ここが戦場なんじゃないかと思わせるほどの。
「・・・セ、セフィ・・ロス」
体中の血が冷えていくのが分かる。
「随分楽しそうだったな。そんなに俺のシャンプーが気になるなら・・・・」
いつの間にか俺はセフィロスの肩に担がれていた。
「いやって程みせてやるさ。」
あぁ、セフィロス・・良い笑顔してるじゃねーか・・・でも、額に見える青筋は良くないと思うぞ・・・
「た!助けてジェネシス!アンジールー!!」
俺絶対生きて帰れない!!!
「まんまと騙されるなんていつになっても仔犬だな。ま、そこがお前のカワイイ所だが。」
いつもの1st達のやり取りにソルジャー達は大きなため息をついていた。
end