Rainy days

□Rainy days
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「先輩〜何溜息ついてるんですか?」

「あぁ…森ちゃん…なんか急にね〜不安になってきちゃって(笑)」

今年入社してきた後輩森ちゃんこと、森みゆき。
新人の中でも仕事はできる方で、ついつい頼ってしまう。

顔も今時の可愛い顔立ちでスタイルも良く、昔なんでモデルやらないで編集部に来たの?なんて聞いたら、

『目立つのが嫌いです。』

と真顔で言われた時は大笑いしたな。

「何言ってるんですか先輩、こんなチャンスなかなか無いですよ?しかも憧れの東方神起ですよ?」

うん。
昔ね。
今はとにかく複雑なんだよ。

誰にも言えない、チャンミンと付き合ってましたなんて。
ついこの間別れましたなんて。

「あ、そうだ。森ちゃん私のアシスタントになってよ!」


「へっ?え…またどうして?」

「ほ、ほら森ちゃんなら私の仕事のやり方良く分かってるし、良い右腕になると思うの!それにほらっ、勉強にもなるでしょ?」

これは言い訳。

ただ一人で彼等に会いたくなかっただけ。

「う〜ん…そりゃ、東方神起には一度会ってみたいというミーハー心はありますけど…私次号のインタビューの書類まとめなきゃいけないし。」

「それは私が上司にお願いして担当変えてもらうから!ねっ!お願い!」

「…わ、分かりました。そこまで言うならこちらこそお願いします。」

私の熱意が伝わったのか、それとも迫力に負けたのか分からないけどこれでちょっとは安心かな…。



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