Rainy days

□Rainy days 19
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「おはようございますー。」

「お!名無しさんちゃん今日は早いな!」

早く仕事終わらせたいからですよ!

…と言いたいところですが、
ただ家にいたくなかっただけ。

余計なこと考えちゃうから。

「林田さん、昨日残ってた資料私今日やりますよ。」

「え!あれ時間かかるよー!いいよー、悪いし〜」

悪いし〜って言ってる顔が嘘くさいです。
絶対思ってないだろっ!

「たまには早く帰って家族サービスしてください!私は独身だから大丈夫です!!」

なるほどなーって。
数人のおじさん達に納得された。

それはそれで困るけど。。


「じゃあたまには名無しさんちゃんに甘えちゃおうかな!」

そう言ってデスクの上にドサッとなんとも重量感のあるファイルを置いていく。

今日は無になって一心不乱で仕事してやる!


「あ、それとこれ!明日うちの芸能部が取材行くらしいよ?知ってた?」

「へ?何がです?」

通勤途中で買ってきたであろうサンドイッチをほうばりながら無造作にスポーツ新聞をバサッと置く上司。

私が無言でそれをジッと見ているのが不思議なのか上司も他の社員のおじさまも不思議顔。

「あれ?名無しさんちゃんって確か東方神起のファンじゃなかった?いやーファンなら知ってたかなぁと思ったんだけどなぁ。やっぱショックか!笑」

余計なおせっかいじゃい!!
だから嫌いだ!
おやじなんかっ!!

でも…いつかこうなるって

心のどっかで思ってたよ。。




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