Rainy days
□Rainy days 12
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長い長い廊下。
無表情のチャンミンとハッとした顔のユノ。
そして、チャンミンの爆弾発言で驚き声も出せなくなった森ちゃんと。
その横で固まる私が、たたずんでいた。
「せ、先輩??い、今なんかすごいこと言いませんでした…?」
こういう時アドリブきかない。
なんて頭の回転遅いんだ私。
何か言わなくちゃ…迷って言葉を探していたらチャンミンが少し笑ってその場をごまかすように…
「すごいタイミングで本人登場ですかぁ…今の聞こえてしまいましたか?」
「あ、は、はい〜。聞いてしまいました〜。」
森ちゃん、動揺して声が裏返ってるよ。
それよりも私が一番動揺してるけど。
「今のは、内緒の話ですよ〜。ユノは名無しさんさんのような女性が好きなんですよね〜。」
ねっ?とチャンミンがユノに笑顔で話す。
ユノは何を言ってんだ?って顔で力無く笑って……そっか、ユノはまだ知らないんだ。
私とチャンミンが別れたこと。。
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