Rainy days

□Rainydays
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「なんで…泣いてるんですか。」




スタジオが突然ざわついて、ふと顔をあげれば名無しさんの涙が見えた。


僕と目が合うと目線を反らしスタッフのみんなに頭を下げてスタジオの外へと向かった。


サブスタッフだと言っていたさっきの彼女が、すみませんと謝ってきたけれど仕事が中断したことより、僕は君が気になって仕方がない。



ちらっとユノヒョンを見ると、マネージャーに何か説明しながら座っていた席を立とうとした。


「あ…僕ちょっとトイレ行ってもいいですか?」


泣いてる彼女をほっとけない。
ユノヒョンはそんな男。


だけど、


ヒョンよりも自分が先に動いてたことに、僕自身が驚いてしまった。





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