Rainy days
□Rainy days
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「先にスタジオで写真撮影に入ります。コンセプトはお家デート。だいたいの雰囲気やコンセプトはカメラマンの方から東方神起のお二人に説明がありますので…。」
たんたんと進めて行く仕事。
これは仕事なんだと割り切ることにした。
正直、準備が忙しくてこの数日チャンミンの事とか考える余裕なんてなかった。
慌ただしく過ぎる毎日にただ必死でついて行くだけだった。
「先輩!先輩!」
後輩森ちゃんがめずらしくはしゃいでいた。
「どうしたの?」
「わたしそんなに芸能人に興味は無いんですけど、さっきケータリングの用意を手伝ってたら東方神起の2人が楽屋入りして!も〜びっくりするくらいかっこよかったんですけど!」
「あぁ…そう〜良かったね〜」
「先輩の好きなチャンミンさん!すごくかっこよかったですよ!撮影楽しみですね。」
うん。
知ってる。
チャンミンはホントに素敵な人なんだよ。
「あ〜楽屋入りしたんなら…森ちゃん楽屋行ってメイクさんに今日のコンセプト伝えてきてくれる?」
「あれ?先輩は行かないんですか?」
「まだ打ち合わせあるから。森ちゃん1人で大丈夫だよね?」
「あ、はい。大丈夫ですけど。」
大丈夫じゃないのは私の方。
ゴメンね。
ダメな先輩で。
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