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□獄ツナ
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貴方が好きです。

貴方を愛しています。

だから、俺を見てください。




「十代目、一緒に帰りましょう」

「うん!いいよ」



俺は、十代目が好きだ。
憧れとかではなく、愛してるという意味で好きになってしまった。


男が男に恋をする。


それが、いけないことなのは十分わかっている。
十代目と結ばれることがないのも分かっている。


でも、好きになってしまった。
 

好きになることだけは許して下さい。
好きになるということすら許してくれないのなら、傍にはいられません。


十代目の右腕としているのは辛いんです。
・・・愛しているんです。


「十代目、好きな人とかいないんですか?」

「え・・・?」

「あっ・・・変なことを聞いてしまってすみません!えーっとえーっと・・・」

変なことを聞いてしまった・・。


「いるよ」

「そうなんですか・・・」


「誰だと思う?」

「へ・・・えーっと・・・笹川ですか?」

「違うよ。獄寺くん」

「え?ええー!?」


「俺・・・?」


「うん」

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