TEXT
□獄ツナ
1ページ/1ページ
貴方が好きです。
貴方を愛しています。
だから、俺を見てください。
「十代目、一緒に帰りましょう」
「うん!いいよ」
俺は、十代目が好きだ。
憧れとかではなく、愛してるという意味で好きになってしまった。
男が男に恋をする。
それが、いけないことなのは十分わかっている。
十代目と結ばれることがないのも分かっている。
でも、好きになってしまった。
好きになることだけは許して下さい。
好きになるということすら許してくれないのなら、傍にはいられません。
十代目の右腕としているのは辛いんです。
・・・愛しているんです。
「十代目、好きな人とかいないんですか?」
「え・・・?」
「あっ・・・変なことを聞いてしまってすみません!えーっとえーっと・・・」
変なことを聞いてしまった・・。
「いるよ」
「そうなんですか・・・」
「誰だと思う?」
「へ・・・えーっと・・・笹川ですか?」
「違うよ。獄寺くん」
「え?ええー!?」
「俺・・・?」
「うん」