短文
□massage
3ページ/3ページ
「もーっ!竜崎さんが変な声出してるからミサは勘違いして…」
「すいません…。変な声を出した覚えは無いのですが…」
「…まあ、ミサがそんなに僕を想ってくれてるのは嬉しいけどね。」
「ライト…」
先刻とは打って変わって、ミサは幸せの頂点に居た。
ライトと竜崎が何か、いかがわしいことをしているのかと思っていたのはとんだ勘違いだった。
ライトは「竜崎の姿勢が悪すぎるから」ということで、竜崎にマッサージを施していたのだった。
「さぁ、ミサの肌が荒れるといけないから、もう部屋に戻って寝ろよ。僕らも明日の捜査に響かないようにそろそろ…。な、竜崎」
「はい。」
「うん、わかったよライト。2人ともおやすみなさ〜い♪」
「おやすみミサ」
「おやすみなさい。」
ミサはご機嫌で自分の部屋に帰っていった。
(なんだ!やっぱり私の勘違いだったんだ…ライトは私のだもん♪
ライトは竜崎さんがあまりに姿勢が悪いから、マッサージしてあげてたんだね。そんな優しいライトも大好き♪)
ミサは幸せだった。
「竜崎…、したいんだろ?来いよ」
「はい…らいと君…」
その頃、ミサの“勘違い”が現実になっているとも知らずに…。
Fin