短編

□日陰の主
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 その日の夜、夢を見た。




 そこでは彼が日なたに出て、僕が来るのを待っていた。





 その夢の中でも、やっぱりあの目でこちらを見ていた。





 ……やっぱり、彼が何と言おうと皆を連れて来よう。





 そうしなければいけない気がするから。









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