夢の扉
□とりあえず、人魚姫を←
2ページ/4ページ
銀『てなわけで、俺が進行役すっから。新八は幕あげなー』
新『あ、はい』
銀時がマイクを持ち、
銀『それではこれから第一回、人魚姫のオーディションを開催しまぁす』
新(何故こうなるんだか…)
男性陣と女性陣たちとの間にはパイプ椅子が一脚置かれている。
面接される者が順に前に出てきてそこに座る。という方式で進む。
『ヨロシクオネガイシマス』
とパイプ椅子に座ったのは猫耳姿のオバサン、キャサリンだった。
『エントリーナンバー1番、キャサリンデース。』
銀『んだよ、ババアが座って良い場所と悪い場所あるだろぉがよ、ババアが座っていいのは優先席だけだから帰れぇ』
『ンダトコノクソテンパ』
新『銀さん、とりあえずは演技を見てみましょう?』
銀『しゃぁねぇなあー、そこに台本あるから、立って芝居しろ』
『オウジサマヲコロスクライナラワタシガアワニナリマス…』
台詞回しはやはりカタコトだが周りは黙って芝居を見つづける。
『アァ…オウジサマ、アナタガシアワセナラ…ワタシ…』
最後のシアワセデスの言葉が発するのかと思いきや、キャサリンは服を脱ぎだし、
銀『ストップ!ストップ!くそ猫耳ババア!不合格!!』
『ナンデダヨ』
新『自分に聞いてみて下さい。』
次に座ったのは神楽だった。