love song
□*fourth song*
1ページ/5ページ
FULL MOONがデビューして数ヶ月。
それなりに人気も出てきて街角を歩けば数人が気付くほどにまでなった。
そんな中、久しぶりに休みが貰えた架月と夏歌は2人で街に出ていた
架「なんか変わったな、この街」
夏「そういや帰ってきてからゆっくり街歩いたことなかったっけ」
自分がいた頃と変わった街並みを見て驚く架月
そんな架月を見て笑う夏歌
端から見ればこの2人はすごく仲のいいカップルに見えるだろう。
そんな時、夏歌の携帯が鳴る。
夏「もしもし?あ、そうちゃん?…今から?」
電話の相手に今から会えないかと言われたのだろう、夏歌は迷って架月の方を見る。
架月はそれに気付き、OKを出す。
夏「うん、分かった。駅前のカフェね?」
夏歌は電話を切り、再び架月を見る。
夏「本当にごめん!結構仲のいい子で…。」
架「いいよ、別に。気にしてないから、早く行けよ」
夏歌は手を合わせて必死に架月に謝った後、走って駅の方へ向かって行った。
一人になった架月はというと
架「とは言ったものの…、どうすっかな」
辺りをぶらぶらしながらそんなことを呟いていたのだった。