angel love

□淘謔R章
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―バレンタイン当日

「今何時?」
「11時です」
「じゃああと少しか」

結局私たちはバレンタインに皆を呼んでパーティーすることにした

「…ヒマだな。そうだ!レンってピアノ弾ける?」
「弾けますよ?あ、何か弾きましょうか」
「弾いて!」
「じゃあ。

♪〜
『ずっと想ってたの
うれしかったよ

あたしの想い、届いてよかった

ずっと届かないと思ってたから
あなたを狙ってる女の子はたくさんいたの
あたしよりかわいい子がたくさんいたもん
それでも諦めれずにいたんだよ
今となっては諦めなくて良かったって思ってる
だからあなたとこうして一緒にいることができるんだもん
恋は簡単に諦めちゃダメだってことをこの恋が教えてくれたんだ』

「知ってるような気がするんだけど思い出せないな…」
「真央、『angel LOVE』最後までちゃんと読みましたか?」
「うん?」
「あの中の『finally came truth love』です」
「あぁ!」


ピンポーン
「こんにちはー」

「あ。圭祐達が来たみたい。圭祐、ラウ!こっち!」

圭祐とラウが私たちのピアノを弾いていた部屋へと入って来る

「あれ、何か弾いてたの?」
「は
い。『finally came truth love』を。」
「あ、あの本の」
「そう。♪今となっては諦めなくて良かったって思ってる♪って歌。」
「なんか僕が知ってるのと違うけど…?」
「あ、それはですね。あの本は男の子が読むと男の子目線で、女の子が読むと女の子目線で物語が読めるんです。」
「へぇー。」

これであと2人がこれば始められるんだけどな…

「ごめーん!遅れた!」
「ランさん!」
「ルイがぐずぐずしててさぁ。」
「だからごめんて〜」
「全然大丈夫ですよ、ルイさん。」

よし、これで全員揃ったな

「真央、お昼何ー?」
「パン!私とレンが作ったの」
「可愛いじゃん。これってみんなの顔!?」
『いただきまーす!』

「美味しい!」
「ホント!?ありがと」
「さすが!」
「驚くのはまだ早いから!」
「本当に?早く見たいな」
「その前に!ゲームしよっ。」
「何のゲームですか?」
「すごろく!」
「すごろくー!?」
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