angel love

□淘謔Q章
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「ねぇ、ラウって好きな人いるの?」

ある日、2人で道を歩いてる時にレンに聞いてみた

なかったことにしようとしても出来なかったあの事を確かめるためでもある

「えっ!?」

レンが驚き、焦り始める

「だから、ラウの好きな人!レン、知らない?」
「…知らない、ですよ?」

微妙な間をあけて答えるレン

本人から聞きたくないからレンにどうしても答えて欲しいの

「何?レン、その間は!知ってるでしょ!」
「ムリです!ラウに直接聞いてください。私からは何も言えないです」

このまま…、知らないままでいてもいいかな
そうしたら私、初めて会った時と同じように笑えるはずだよね

「…じゃあもういいよ。ラウに聞いてくる。レンも来て」

でも…、それじゃ駄目だね

そんな見たくないものを避けてしまう私にラウが惚れてくれるわけないもん

「えぇ…。嫌です!」
「いいから!」
「…わかりました。何聞いても文句言わないでくださいね。」
「何それ、どういう意味!?」
「わー!真央、後ろ!危ないです!」
「え?……わぁ!」

ドンッ

いった…。もう誰…?

「大丈夫ですか?真央」

頭上から降ってきたのは愛しい声
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