アナザー本編

□03
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「静兄!!やめてよ!!!」


私は止めようとしても、静兄は折原さんに標識を振り上げる。
折原さんは軽やかによける。



「シズちゃん俺がこの子と一緒にいたのが気にくわないんでしょ?すっごいシスコンなんだね〜」


「うるっせぇぇ!!さっさと死にやがれぇ!!」

「折原さん静兄をあおらないでー!!」



二人は街を破壊しながら(主に静兄が)お互い殺し合おうとしてる。
どうしたらとまる?









あれ?









私、何か忘れてる?



でも、思い出せない。






………何だったっけ?







私は、ふいに二人が止まらない怒りをモノにぶつけた。











―――バリィン!!!









私の腕は後ろの店のガラスを叩き割っていた。






飛び散るガラスの破片が視界の中にはいり、いやな記憶が走馬灯のように駆け巡る。






―――そうだ…。








「………響?」





「……………響ちゃん?」






―――私は……傷つけたんだ…。













―――大事な親友を…。









  101105

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