pandorahearts
□相思相愛
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ｷﾞﾙがﾅｲﾄﾚｲから出ていくのは何となく分かってた
でも、やっぱり寂しいな......
最近、僕は変わったと思う
ｷﾞﾙが居なくなってからは義弟であるｴﾘｵｯﾄと結構話をしている気がする
ｴﾘｵｯﾄはうるさいし、すぐ怒るし、あんまり好きじゃないはずなのに.......
最近ではｴﾘｵｯﾄと話したくてたまらない
僕は、元々そんなに話す方じゃないんだけどな
どうしてだろう?
あ、ｴﾘｵｯﾄが帰ってきた
｢あ、おかえり...｣
｢おう、ただいま｣
挨拶を交わした
｢ねぇ、ｴﾘｵｯﾄこれから暇?｣
話したくてたまらない
｢いや、ｳﾞｧﾈｯｻと出掛けるが、何でだ?｣
あ、まただ何だか寂しくなった
｢うぅん、何でも無いよ。暇ならお茶でもどうかなって思って｣
｢そうか、悪いな。またの機会に誘ってくれ｣
｢うん、そうするよ｣
僕はそう言ってでかけるｴﾘｵｯﾄの背中から目を離せずにいた
この気持ちは何だろうか
ｷﾞﾙが去った時の寂しさに似てるようで、違う気がする....
なんだかすごく恋しい気がする
なんだろう
そんな事を考えながら庭園まで来た
薔薇の手入れを始めるけど考え事に気をとられる
。