pandorahearts
□静寂な上で君を見つめる
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午後2時、ポカポカと日差しが暖かい屋上。
とても心地好い風が頬を撫でた
風に流れる長い髪を耳にかける
「あー、眠たいなぁ...」
あくびをひとつ
ヴィンセントは誰もいない屋上に一人立っていた。
フェンスにもたれかかり見つめていた。
愛おしいエリオットを。
ヴィンセントはわけあって金も時間も有り余るという状況だ。
世間一般からしたら羨ましいことこの上ない。
しかし、基本的に極度のブラコンである彼は金も地位も"ギルのため"の利用する対象でしかない。
そんな彼が見つめるエリオットはと言うと、体育の授業の真っ最中である。
もちろん本人はヴィンセントに見られているなど気づいていない。
なんで、あんなに一生懸命になれるんだろう...
たかが、体育の授業を全力で取り組み、全力で楽しむエリオットはヴィンセントには理解のできないものである。
でも、相変わらず笑ってるなぁ
エリオットはキラキラとした笑顔をしていた。
自分にはなかなかできないそのキラキラする笑顔はずっと見ていたって飽きることはない。
むしろ、何回でも見たい、そう思う。
その姿を見ていると自分の口元がゆるむを感じる。
そっと口元を手で覆い隠した。
僕もいつか君みたいに笑えたら良いのに。
そうしたら君と幸せを共感できるのかな、
なんて考えてみた。目を閉じて、一つ息を吐いた。
チャイムの音を聞き目を開けた。
さて、会いに行こうか、愛しい弟に。
校舎の中に入ると一瞬ひやっとした空気を感じた。
屋上の扉を閉め、ガチャリと鍵をかけた。
終わり。
まじ眠いぃぃぃぃい!
そーりー、相変わらず最後適当です。
力尽きるんですかね?、まじ眠いー