Tales短編置き場

□Trust that exceeds the time sky―僕たちの戦い―
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D2天地戦争時代オリジナルのシャルは原作設定よりも相当なヘタレで後ろ向き全開という設定で話を進めます。




―――天地戦争時代…
僕達はエルレインの歴史介入を阻止するべくリアラの力で1000年前の天地戦争時代へとやって来た。
かの有名なハロルド・ベルセリオス博士が女性であったり…色々な真実を知る事になる中で僕はシャルの実態を目の当たりにする事となった。
きっかけはカイルが見てしまったシャルの日記なのだが…。

「シャル…お前、コンプレックスの塊だったのか?」

『うっ…!!だ、だって仕方ないですよ…ソーディアンチームの中で一番階級は低いし実力もないしで…』

「それにしても…あの日記は凄かったな、怨念を含ませる様な言葉ばかりが羅列…」

『うわぁーっ!!坊ちゃん、それ以上は言わないでくださいっ!僕だって…坊ちゃんみたいに実力もあって優秀な人間だったらあんなネガティブ思考にはならなかったですよ…』

シャルは僕にいつも言っていた。「坊ちゃんの様に優秀な方が僕のマスターで本当に嬉しいし誇りです!」…と。その言葉の意味を僕はこの時代に来て初めて理解できた。

「まぁ…お前の過去は忘れてやる、心配するな」

『す…すいません…見苦しい物を見せちゃって…』




天地戦争時代最終局面―――ソーディアン完成と共に数日後に控えている決戦が幕を開けようとしていた。
ソーディアンチームの面々は自身の分身とも言えるソーディアンを使いこなす為に晶術のレクチャーをハロルドから受けたりと着実に準備は進んでいた。
そんな中、僕はいつもの様に空いた時間を使い剣の練習をしようと近場に足を運んでみると…一人の男が木の根元に座り込んでいた。

「(あいつは…オリジナルのシャル…?)」

遠目から見ても明らかに何か考え込んでいるかの様にしている。何回もため息をついては地面を見つめていた。

「…はぁ〜…どうせ僕なんて…」

「おい、そこで何をしている?」



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