もしも...

□Down down down
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あり?
全然落ちない…。
むしろ、すんごい空気抵抗を感じる。
確かあたしはフェンスから頭から落ちたはずだ。
なのに、未だ地面とこんにちはしないなんておかしい。
あたしは、強い風に苦戦しながらも目を開けた。


「ひぎゃあああああ!!!!
目がぁあああ!!!!」


あたしはコンタクトをしているので、目が死にそうだ。ああ…!!コンタクトが…!!
コンタクトは風に飛ばされてあたしの目から旅立ってしまった。
さようならマイプリンセス。神はなんて残酷なんだ。しかし神はマイプリンセスコンタクトとの別れを悲しむ事もさせてくれないようだ。
目の前に針葉樹林の先が見えてきた。
神よ、酷すぎやしないか。軽く尖端恐怖症のあたしにこの仕打ちはないだろう。

「ひぎゃあああああ!!!!」


しかし、あたしの体はどんどん加速していき、、
ガサガサガサっ!!ボッフ!!

墜ちた。


OH、神よ。
私が何をしたって言うんだ。



(船長、これは…)
(、連れて帰って船医に見せるぞ)

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