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□不意討ちガール
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『アイス・・・買いにいこ』


「めんどくせーよ」


『うだうだ言ってないで行きましょう』


「どうせ強制だろ」


『その通りです』


景莉のわがままに付き添ってアイスを買いにいった。
ホントに暑いから丁度良いか。



『あーっおいしー!』

「うめー」

『買いに来てよかったでしょ?』

「まあ・・」

『あたしの勝ちだね』

「いつ勝負したんだよ」


『修兵のいいなあ・・』

「やんねえぞ」

『・・ケチ』

「結構」


もぐもぐと食べていてアイスが口から離れたときに景莉のすきありッという声が聞こえた


「あっ。・・・てめえ」


『あー、うまうま。修兵のおいしいね』


「たっく・・」



あ、間接キスだ。

不意にトキめいたんですけど。
どうしよう俺。
心臓バクバクいってる気がするんですけど。



『食べた食べた。頭ギンギンするー・・』

「俺もだー」


『もう1個食べたい』

「もう奢んねえぞ」


『えー・・』

「自分で買え」



『ねえねえ、修兵』


「あー?」


『間接ちゅーだね』






あっちが上手だ

(あれ、何々ー?修兵さん中二病ですか?)
(・・・るせぇ)
(間接ちゅーで照れちゃって)
(死ねバカ景莉)
(どうせバカですー)









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