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□グッバイ、マイメモリー
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夏は嫌いだ。いや、好きだ。


どっちだよ。



暑いのが嫌いだ。夏祭りとか大好き。


こういうのが優柔不断って言うのか

いや、違うか。もう知らんわ。



あ、携帯なった。


「あいよ」


『あ、修兵?あのさ、海は好きですか?』


「嫌い」


『んじゃ今回の夏休みは一人で過ごしてね』


「嘘、めっちゃ好き。アイラブ海」


『一緒行こうよ』


「二人?」


『うん』


「乱菊さんはー?」


『水着目当てか。』


「おう」


『呼んであげるよ。そんじゃあ修兵は恋次呼んで』


「え、ヤダ」


『なんで』


「景莉に絡むから」


『意味わかんないよ』


「とりま、二人で行こうぜ」


『恋次が嫌なのね・・』


「今から汗を流す為、風呂に入るなう」


『ツイッター?』


「風呂場に歩きだしたなう」


『電話切っていい?』


「今服を脱いでるなう」


『器用だね』


「風呂はいるから切るなう」


『はいはい、ばあい』


「上がったら電話する」


『うん』




とりあえず洗濯するか。

洗濯機が作動したなう



今日水風呂にしようかな

体が暑いなう



「うおーっ、つめてぇ」


鳥肌たったなう



風呂からあがったなう。

髪を拭いてるなう


「めっちゃ気持ちよかったーっ。すっきりだ」


あー、景莉に電話するんだっけ


景莉どんな水着かな。

興奮なう。



携帯どこやったっけ。

部屋置いた気するんだけど部屋にねえ。

えっと景莉と電話して・・。


ベット・・脱衣所・・洗濯機


あ。あ、あーーーっ!!


洗濯機に走った


洗濯機の中で携帯がドラム缶に当たる音が響いていた



「くそ!ふざけんな!吐け!」




携帯が回ってるなう


(景莉・・俺、修兵。)
(なんで公衆電話で電話してきてんの?)
(今から携帯買いに行くなう)
(は?)








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