short

□彼はキスがお好き
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『ちょ、何回・・・目っ』



「覚えてねえ」



『だ、めだって』



「お前それ逆効果だから」



『仕事!』




「いいじゃん」




話し聞いてる!?




「口開けろ」









『し・・仕事あるんだっつーの!!』





近くにあった本で修兵の頭を叩いた
角で打ってやった

悪いとは思ってないよ




「いってェ!!!」



『自業自得』



「たっく、ちょっとぐらいいいじゃねえか」



『あんたのちょっとは私にとってはちょっとじゃないの』


「とかいって気持ちいくせに」



『殴るよ』



「無理、なぁもっかいしていいか?」



『だーめ』


「拒否権なし」



腕を引っ張られた
とっさに持っていた本で口をカバーした



「おい、キスできない」



『今は仕事中です』


「本どかせ」


『どかしたら修兵キスすんじゃん』


「あたりめえだろ」


『だから嫌』



「犯すぞ」


『別れたいの?』


「すいません」



「だってよォ、キスしてるときの景莉すんげェ可愛いんだぜ?」



「もうそれは最高で」




『気持ち悪い』



「褒めてんの?」



『貶してる』







「もう我慢できない」



『は??』



修兵は本をむりむり剥がした
手を使おうとしたら抑えられた






『ちょっとっ』





「ほら可愛い。そそる」




『変態』



「言ってろ」




話し聞けっつーの!





「口開けろ」














無言であける唇


(景莉の唇柔らかい)
(アホ)
(キスもう一回な)
(もう好きにしてよ)









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